6/19/2017

ビワブーム




先日かっぱらった美味しいビワに味をしめたらしく、アニューの中でビワブームが到来した。

敷地内のそこかしこにビワが自生しているが、思い出したようにこれをむしっては食べている。



移住したての頃、初めて自生のビワがなっているのを見つけたときは、私も嬉しくてもいで食べたが、固いし、渋いし、小さいし、と三拍子揃っており、なるほど、こりゃ鳥にも食べられずあるわけだ、と納得したものだ。

犬とヒトの味覚が違うせいか、アニューは気にならないようだ。



腸に詰まらないか、などタネのことで少し心配もしたが、

アニューは見た目によらずよく噛んで食べる
そもそもタネがとても小さい
半分くらいはタネを出している

という状況なので、ヨシとしている。



タデ食う虫も好き好きって言うもんなあ、と思いながら、嬉しそうなアニューを眺めている今日このごろである。
動画もどうぞ。
1分過ぎに、私がアニューにひと声呼びかけるので、音量にご注意を。




6/16/2017

ビワ盗人




今年は、ビワが当たり年なのだそうだ。
数年前に植えた我が家のビワの木にもたわわに実がなった。

とても美味しいこのビワを、熟れるはしから野鳥がとっていく。
独り占めするつもりはないが、まったく人間の口に入らないので、ついに袋がけをした。
なぜかビワの写真が一枚もナイ

仕事から帰ってから、蚊に刺されまくりながら50袋以上を頑張ってかけ終えた。

オレンジ色の保護袋があたかもビワそのもののよう。
これで我らも食べられる、と母も台所の窓越しに眺めて喜んでいた。
フェイジョアも花盛り



ところが、カラスだけは一枚上手だったようで。

うまい具合に袋に穴を開け、中の実だけ食べてしまう。
一見すると分からないのだが、袋に触ってみると空っぽになっていた。

どおりで地面に種がやたら落ちていると思った。
油断していたせいで、大半やられてしまった。



けどもまあ、頑張った甲斐あって、いくつかは収穫できたし、ウェルもちょっぴりもらえたよね。
モギタテ大好キ

品種を選んで植えただけあって、店で買うものより何倍も甘くて美味しかった。
来年は「ここにビワあり」と鳥たちにバレる前に袋がけをするぞ。



ところで・・・敵はカラスだけではなかった。
袋をかけた翌朝、ぼろをまとったデカ犬が面白半分にむしってくれた。


こんちくしょうめ。



6/15/2017

おこぶの散歩







我が家の猫は完全室内飼いだ。




外にまったく出さない、ということは、安全面では最善なのは誰でも分かる。
が、猫の幸せという点からははどうなのだろうと、考えてしまうこともあった。



その辺りの経緯は以前の日記「おむすびってね・・・」で書いた。

文章の中ほどで、福岡県での取り組み『おうちへかえろうプロジェクト』の中の、『のら猫はしあわせ?』というページを紹介したくだりだ。
見やすく、分かりやすく、とてもお勧め。見たことない方はぜひ。



そして、今は迷いなく、完全室内飼いを徹底している。
ん?
(4月5日)

・・・・・・徹底していた

おこぶが、どうしても外へ出たがるのだ。



他の猫たちは、”うっかり”外へ出てしまっても、大慌てで屋内に戻る。
推定3歳頃まで野良暮らしをしていたおむすびでさえ、一目散に飛び込んでくる。
よほど、外の暮らしが辛かったのだろう。
外ナンテ二度トゴメンヨ

ところがおこぶだけは、何度も脱走した。
も:ナンデ外ナンカ行クンダ
も:・・・ナニ嗅イデンダ

最初はハラハラしたが、ほどなくして帰ってくる。
そして一度外へ出ると、その日はゆったり落ち着いている。

逆に出してやらないと、日がな一日、サッシを開けようと格闘を続けるのだ。
サッシのへりに爪をかけ、全身をくねらせて力を込める後ろ姿は、我らを葛藤させるに十分だった。



ある時、うっかり外へ出た際に、彼の動向をそっと観察してみた。
すると意外に、家の周りをうろついて遠出はしていない。
そこで、今春から思い切って、希望通り出してやっている。

幸い、我が家は一般道までかなりの距離がある。
また、おこぶは去勢済みなので、繁殖期に行動が変わる可能性も低い。

そういったことを考慮した上で、朝、犬たちと一緒にドアから出ていくのを黙認しているのだ。
(真っ先に飛び出さない日は、わざわざ出したりはしない)
外をおこぶと歩いてみると、猫なのに、犬たちと一緒に団体行動をしているのに少し驚いた。
ためしにあちこちうろついてみたが、必ず我らの行くところへついてくる。

行動範囲としては、ゲートのあたりまで。
少しだけ外に出ることもあるが、すぐ戻ってくる。

出しっぱなしではなく、一緒に散歩し、犬たちの散歩終了と一緒に、おこぶも家に入れる。
私が気づかなくても犬たちが居場所を教えてくれる



それでも、心配なことに変わりない。
草を食む
(家ニ帰ッテ布団ノ上デ吐キ戻ソウ)

40年近く前、初めて飼った猫は、近所の小さな子供が(私も小学2年の子供だったが)、一軒一軒家を回って飼い主を探していた野良猫の赤ちゃんだった。
おむすびに似た白黒の猫で、ミューと名づけたのは私だ。

毎朝、登校する私を途中まで見送ってくれていたが、ある朝、いつもよりひと辻先までついてきた。

そしてそれきり、帰らなかった。



だから、おこぶだっていつ、それまでと違う行動をとるか分からない。
そのまま二度と会えなくなるかもしれない。
だが、明らかに幸せそうに外の世界を満喫しているおこぶを、少しの時間出られさえすれば、あとは落ち着いて家で過ごすおこぶを、それでも閉じ込めるのは正しいことなのか。

ぐるぐると考えながら、今朝もまた多種族混成の群れで散歩をするのである。
私の枕の上で何をくつろいでおるのだ



動画どうぞ。
iPhone内蔵マイクの性能上、音量に限界があり、いつも全体に音が小さめです。
目安としては、野鳥の声が自然に聞こえるくらいの音量でどうぞ。










6/05/2017

今年もはや


本当はまず子ヤギたちの話を書こうと思ったんだけど、どうしても文章がまとまらない。

3本くらい文章を書いてみたものの、どれも支離滅裂な長文で、なんともならん。

もう少し時を待って書こうと思う。



というわけで、久しぶりのアニューの話。
ブラシの木が満開になるころ
今年もまたやってきた
換毛期である
抜ケテル・・・
(これはまだ序の口。今はもっとすごいです)
こんなオバチャンいるような
ラーメン大好き小池さんにするつもりが
サザエさん風に
そしてビジュアル系バンドに行き着く
ムズガユイー
夏毛になる日を見守るブラシの花であった



久しぶりに動画を作ったのでどうぞ。