7/23/2008

信楽のおくりもの

一昨日の信楽みやげは、硬いものと柔らかいものあり。


まず、硬いもの。

当然、信楽焼ですね。
湯飲みを選びました。


まず私が、これがどうしても欲しくなった。

ならば、他の家族のも選ばねば。



母は自分で選んだ。
あまり怒らなくなるような柄を、という私からの条件に合うものだそうです。



弟のは私が選んだ。
勉強が出来るように・・・実りますように。

後から気づくと、私とお揃いじゃないか。
私ほんまに好きやねんなあ、この柄。


一度は窯を後にしたのに、やはり母が諦められず、もう一度買いに戻ったのが、これ。


いかにも信楽焼ですねえ。


私も大好きです。


やきものの良し悪しなどは、素人ゆえ全く分からない。
でもたぶん、だからこそ本当に自分が好きなもの、末永く愛せるものを見抜くこともできるんじゃないかと思う。


昨日はわざわざビールを買って飲んだです。
この湯飲みが使いたかったから。

         これはお茶だけど



次に、柔らかいもの。

畑の恵みですよ、そりゃもう。


”牛の角みたいなキュウリ”という言い回しはよくするが、”象牙並み”である。

例えば、このズッキーニ。


あまりにもでかくて、干したての布団を枕に昼寝中の
愚弟と並べると、ほら、この通り。


どっちがどっちだか、見分けがつきませんね。
分かりにくいですが、左が愚弟です。

           本当カノウ

ガディ、おんなじように見えるけど、そっちはズッキーニじゃないよ。

その後、ちょっと目を離すとホープにやられてました。

           ありー


力のある野菜は、犬たちにも大人気。
ホープをモデルにキュウリの撮影をしようとしてたら、


ウェルに食われた。


その後彼女は、トマトもかっぱらった。

そっちを見てる隙に、ホープが新たなズッキーニを掠めるところだった。



油断ならぬヤツらめ。



そんなわけで、ヒトも犬も、安心でおいしい野菜をふんだんに、お気に入りの器で食べられる幸せな日々が続いております。

        アリガトウゴザイマス


信楽みやげ万歳!

7/22/2008

佳き夏の一日

今回は、写真が多すぎて重いかも。
長いし。

昨日はとても楽しい一日を過ごしました。
この世の極楽という心持ちでした。

訪れた先は、やきものの里、信楽です。

          これなーんだ


いえ、観光ではござんせん。
グローネンダールのゴン太くんのお宅にお呼ばれですよ。

          ハジメマシテ

ゴン太くんは、現在5ヶ月の大型ルーキー。
いや、ほんとに大型です。
20kg超えてるんですって。
ホープとの差6kg。

      鼻にシワを寄せてはみるものの、
    押しつぶされて身動きとれないホープ坊。


ゴン太くんのお姉さんは、私の大先輩。学生時代から、憧れのひとです。



ゴン太くんのお母さんが、これまた満開のバラのような、明るくて素敵で、しかも気さくな方。




お昼前に到着の予定が、出発時間が大幅に遅れた上に、道に迷うという大失態で、1時過ぎにずれ込んだ。
みなさま、お待たせしてゴメンナサイ。

         待チクタビレタヨー

はいはい、お待たせー。

まずは、お父さんが釣ってこられた鮎をおいしくいただきました。

それから、近江牛のステーキ、鶏肉、じゃがいも『きたあかり』、それからそれから、書ききれないほど、
美味しいごちそうが山盛り。


すべて、炭火焼き。
しかも、野菜は、採れたてほやほや。


         僕ンチ スゴイデショ


ここは、ゴン太家の庭の一部であります。


    (赤いカラーがゴン太、茶色がホープ)


真ん中は広場になっていて、周りがぐるりと畑&お花畑。
ゴン太母さんが見事に作っておられます。
ご馳走になったお野菜は、ほとんどがここからの収穫です。

          畑のごく一部。


ガゼボがしつらえてあり、ここでいただくお昼は、人生最高のものでした。
ちゃんと電気が通っているので、冷蔵庫あり、扇風機あり、小さなTVまでついています。
冷蔵庫にはビールも完備。

扇風機も回っていたけれど、少し高台なので、自然に
いい風が通り、暑いけど暑苦しくありません。

ご近所の方も遊びにこられたりして、都会にはない、
田舎の良さを満喫しました。



楽しいおしゃべりとご馳走でお腹がいっぱいになったので、少し犬たちと遊んでから、また続きを食べようと、ガゼボから出ると、テーブルの下でおとなしくしていた犬たちもまた大はしゃぎ。

   ホ坊、意地悪顔して威張ろうとするも・・・

        ホ:ゴメンゴメーーン!

明らかに劣勢です。

         ゴ:僕ンチダモンネ


暑くなったら水遊び。
井戸水ですって。







ところが。

まだ1時間くらいしか経っていないと思っていたのに、
すでに4時過ぎだったのです。

             エッ

そ、そんな・・・

犬たちを残し、急いで窯元散策へ。
母はやきものが大好き。
ゴン太姉さんの案内で窯元を回ります。

「窯元」と言っても、みなお隣さん。
「こんにちは〜ゴン太姉です〜 遅い時間にごめんね」
と言いつつ工房に入っていくゴン太姉さんを見ながら
 ああ、信楽なんだなあ・・・
と感激しました。


そうそう、最初の写真の答えは、「のぼりがま」。
こちらは、廃墟と化したのぼりがま


・・・と思っていたら、気鋭の若陶芸家が、作品の展示に使っていました。


気に入った茶碗を選ぶと、陶芸家自らがお茶をたててくれます。
もう一段上の窯で、何人かがいただいていました。


少し時間が遅すぎ、何軒かはすでに閉まっていて残念。
でも、いくつかお気に入りを見つけました。シアワセ。



戻ってくると、すでにゴン太母さんが片付けを一人で
して下さっていました。
せっかくのご馳走も、半分くらいしか食べられませんでした。

それもこれも、我らの到着が大幅に遅れたせい。
用意して下さったゴン太母さん、姉さんにも申し訳ないし、何より、我ら自身が残念でなりません。

でも、何時間もかけて食べるお昼ごはんって、ほんとに楽しいです。
今度は、ばっちりお昼前に伺って、ゆっくりたっぷりご馳走になろう!
季節ごとに、たびたびお邪魔しよう!

           ・・・・・



ガゼボでデザートのフルーツポンチをいただいてから、畑の実りをおみやげに頂くことに。
きゅうりにニンジン、満願寺とうがらし、ナス、トマト、ズッキーニ。

     持ちきれぬズッキーニ、落下の瞬間。

その他にもたくさん。

            ウヒ

帰りは助手席が野菜でいっぱいになりました。
ゴン太母さん、ありがとうございます。



帰りがけ、藪に寄り道していたゴン太は何やらツルを引きずって出てきました。



本当に、生命の輝きが溢れている子です。


そうそう、ゴン太家には、18歳の先輩犬がいます。
今回は会えませんでしたが、元気いっぱいなんですよ。

ゴン太家の犬たちが代々、19歳、20歳・・・とみんな
長生きなのも、不思議はないと感じました。



それから今回、「おもてなし」とはこうあるべきだと、本当に勉強になりました。

        こんな笑顔になるのだ

言葉にすれば、「こころ」。
月並みな表現ですが、でも、その神髄は、実際に経験しなければ分からないと思います。




今日の一枚:


ゴン太に膝カックンされる母。





今日は長い日記になったなあ。
収穫物の自慢は、明日にしよう。