7/01/2006

Boss



Gaddi the Groenendael
7月1日  土曜日

我が家の犬たちの紹介から初めていくこととする。
筆頭は当然我が家の犬たちの頭領、ガディ。
ベルジアン・グローネンダールという、ベルギーの牧羊犬である。

彼は母犬のお腹に入ってはるばるアメリカから海を渡り、1995年1月23日に日本で生まれた。5月に我が家にやってきて、大切な家族になった。

両親ともアメリカチャンピオン直仔で、あちらでは有名な血統らしいが、本人(本犬?)は競技会にも品評会にも出たことはなく、華やかさとは無縁の生活を送っている。しかし、もしショー人生を歩んでいたならば、きっとすばらしい評価を受けたに違いない、と飼い主は信じて疑わない。

繊細で、よく気がつく(神経質で気むずかしいともいう)。そして、やさしい。頭は驚くほど良い(親ばか抜きで、本当に驚く)。しかし、他人に愛想が悪いため、誰かが撫でてくれても完全無視である。飼い主としては嬉しい反面、少し寂しくもあり、ゴールデン・レトリーバーのようなフレンドリーさが耳かきほどでいいから備わっていてくれればと思うこともある。コマンドではなく、会話形式で話が通じることは、言っても信じてはもらえまい。

大きな立ち耳、つややかな黒い長毛、長い尾、やせ形で背が高い・・・とくれば、獣医でもすぐ犬種が分かる人は少ない。狂犬病の予防接種に公園に行けば、獣医さんのひそひそ話が耳に入る。
「コリーの雑種か?」
「いや、アフガンハウンドやろう」
「耳たってるしなあ・・・」「う〜ん????」
いいよね、分かってもらえなくたって、別に。ねえ、ガディ?


女性よりは、実年以降の男性に人気のあるガディである。



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